空調設備|冷やし暖めるだけではない 適温適湿の最適空間
当社の空調装置は、大型客船や大型フェリー、海底ケーブル敷設等の特殊船や水産学校の練習船、海上保安庁の巡視船に至るまで、さまざまな船舶で採用されています。
船舶用の空調設備は、海水による冷却、船の揺動等、陸上用設備にはない特殊な対策が必要で、漁船の冷凍・冷蔵装置で培ってきた経験とノウハウが生かされています。
オールインワン
船の設計段階から、求められる仕様に合わせた空調設備を取り入れることが可能な当社のオールインワンシステム。 船舶に搭載するという特殊な環境から、お客様のニーズも様々。 市販品では真似のできないあらゆる仕様に対応します。
例えば
・信頼性を考慮して、冗長システムにしたいのだけれど
→ 圧縮機二台、送風機二台仕様
・暖房は蒸気でしたいのだけど
→ 蒸気ヒーター仕様
・暖房は温水でしたいのだけど
→ 温水ヒーター仕様
・暖房は熱媒油でしたいのだけど
→ 熱媒油ヒーター仕様
・熱源はあるけど配管を敷設するのは・・・
→ 電気ヒーター仕様
等々、技術的に可能なことであれば、どんなニーズにもお答えします。
【圧縮機二台、温水ヒーター、超音波加湿器仕様】
超コンパクト水冷(耐海水)ヒートポンプチラー
信頼性、部品入手の容易さを考慮し、圧縮機を始め、ほとんどの部品を国産メーカーから調達し、自社開発しました。
10馬力ごとにユニット化し、台数を増やすことで、さまざまな能力のユニットを構築可能、また、冷媒系は独立しているので、1ユニット故障時でも、残りの機器で運転継続可能です。 軽量コンパクトで信頼性を追求した本製品は官公庁船にも幅広く採用されています。
また、現在 5馬力ユニットも開発中であり、より幅広い船舶への対応が可能となります。
【40馬力ユニット (10馬力ユニット x 4台)】
【30馬力ユニット (10馬力ユニット x 3台)】
ツインダクトシステム
本システムは、冷風と温風を別々に各部屋まで導き、当社が開発したツインダクトルームユニットにて、冷温風を混合して最適な温度の空気を部屋内に吹出すことで、各個室の個別温度制御を可能にしています。 通常のルームエアコンと違い、冷媒配管が居室内を通らないため、冷媒漏洩時の安全性も確保でき、また、船の動揺による室内エアコンのドレンの漏洩もないため、安全快適なシステムといえます。 本システムは、大型客船、大型フェリーなどにも採用され、好評を得ています。